2/1(火)晴
Saitoh Farmからコンポスト堆肥の返礼品が届いた。
有機無農薬で、愛情たっぷり育てられた冬野菜の、艶やかな色。
紫キャベツの芯に、小さく折り畳まれたティッシュがそっと当てられていた。
冒険研究所書店の荻田店長おすすめの一冊、星野道夫「旅をする木」を眠る前に読む。
今、南東アラスカの海を旅しています。
今、一人でルース氷河に来ています。
今、九月のアラスカの原野を歩いています。
毎晩一編ずつ、星野さんの声を受信する。
布団の中で靴下をちょっとずつ脱ぎながら、私も氷の上を裸足で歩く。
今夜は「海流」を読んだ。
長者丸の漂流記を読んでいたら、明治時代に捕鯨船で後藤猛太郎と鈴木経勲がラエ環礁に漂着した(作り)話を思い出した。
それから「アラスカ」とマーシャル人が呼んでいたケーキも思い出した。
ホイップたっぷりの冷たいバナナクリームケーキ。
「なんでアラスカって言うの?」
「…白いからだよ」